飛行カテゴリー

1. カテゴリーⅠ：もっともリスクが低い「許可・承認不要」の飛行

カテゴリーとは危険度（リスク）の事です。

カテゴリーⅠは、航空法上の特定飛行に該当しない、もっとも安全性が高いとされる飛行です。

言い換えると、航空法上の許可・承認なしで飛ばせる飛行であり、手続きは不要です。

以下は、すべて許可不要です。

「許可不要＝自由」ではありません。

航空法の基本ルール（人の死傷または物件の損壊防止、航空機や他の無人航空機との衝突・接触防止、飲酒禁止、特定飛行にあたる飛行の禁止など）はすべて適用されます。
ルールを守って安全・安心な飛行を心がけましょう。

カテゴリーⅡは、「特定飛行」に該当するが、飛行経路下に立入管理措置を講じて、第三者が侵入できない状態で行う飛行です。

立入管理措置とは、無人航空機の飛行経路下において無人航空機を飛行させる者及びこれを補助する者以外の者の立入りを管理する措置です。

飛行許可・承認の必要な飛行のうち、殆どの飛行がカテゴリーⅡにあたります。

以下の飛行（特定飛行）は、カテゴリーⅡになります。

ここで重要なのが、立入管理措置（無人航空機の飛行経路下において無人航空機を飛行させる者及びこれを補助する者以外の者の立入りを管理する措置）を講じたうえで行うことです。

レベル3.5飛行もカテゴリーⅡにあたります。

カテゴリーⅢは、第三者上空で特定飛行を行う最高リスクのカテゴリーです。
つまり立入管理措置は不要です。

ここに該当するのは、レベル4飛行（有人地帯における補助者なし目視外飛行）だけです。

レベル4飛行とは、一等無人航空機操縦士の技能証明を受けた者が第一種機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合であって、飛行の形態に応じたリスク評価結果に基づく飛行マニュアルの作成を含め、運航の管理が適切に行われていることを確認して許可・承認を受けた場合に限ります。

カテゴリーとは危険度（リスク）の事です。

カテゴリー	人の位置	許可	代表例
Ⅰ	いない	不要	屋内での飛行、過疎地での目視内飛行など
Ⅱ	立入管理措置等により第三者の立入りを制限	必要	空撮、施設の保守・点検、測量、農薬散布など
Ⅲ	第三者の上空での飛行	必要（レベル4のみ）	市街地での荷物配送、スポーツ中継の空撮など